連日、学生からアポ無し取材

最近、よく学生さんから取材を受ける。先日来たのはH大学の学生で、ゼミの課題でいまの黄金町をテーマに映像を撮っているんだそう。半月前くらいから町のいろいろな人にインタビューして回っているとのことで、この日は突然やってきて、「黄金町プロジェクト」について話を聞きたいと言われ、「黄金町プロジェクトはもうないよ」と言うと、そもそもなんでこの町に来て、どうして映画館をやっていて、いまの黄金町についてどう思うかを聞きたいと言い、カメラいいですか?といって撮影が始まった。いきなり来て全部話せとはずいぶん乱暴なやり方だな、と思い軽く引き受けてしまった自分に腹が立った。ふつう取材とか、誰かに何かをお願いするとき、事前に説明して、都合を聞いて・・・という風に段階を踏むもんじゃないだろうか?彼女たちのゼミではアポ無し取材を推奨しているんだろうか?◇おとといは名画座をテーマに写真を撮っているという学生さんがこれまた突然来た。映写室を撮影したいと言うのでたまたま映写していた自分が応じることに。ちょうどそのとき、映写の作業としては何もしないでいい時間帯だったのに、サービスでフィルムの編集をしてあげたり、またもや易々と引き受けてしまい、内心めんどくせえな、腹減ってんだけど、と思いながら対応。◇いきなりやってくるってのは勢いがあっていいんだけど、もう少しいろいろ話してお互いのことがわかってからのほうが、こっちもサービスしてあげようって気分になると思うんだけどなあ。でもそういう「ずうずうしさ」もときには必要だなと思った。