2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「闇の子供たち」

梁石日の原作が映画化されると聞いたときからずっと観たかった作品。ふらふらっと訪れた歌舞伎町で上映時間的にタイミングがよかったので突発的に観賞。久々に自分のところ以外の映画館で観るって新鮮。◇タイといえばJ&Bの前の通りは通称「若葉町タイスト…

早朝ロケ、パラソルショップ

事務所で寝ていたところ、澤千尋監督に朝6時にたたき起こされる。梶原支配人、小林副支配人、カメラや音声スタッフなど総勢6人が早朝の映写室に続々集合。「J&B殺人かもしれない事件」の撮影が始まった。「そこんとこもっとホウ・シャオシェン風に!」と…

しでかしちゃってる。

今日は2日分。26日午後、10月25日から1週間開催する「台湾シネマ・ウィーク」の打合せと、来年の黄金町映画祭の打合せで、ほぼ一日終了。映画祭は課題山積み。◇映画館があるのは正確には「若葉町」。でも「黄金町」映画祭というからには、やはり黄金町という…

休みの日も黄金町で

木曜は映画館業務は休みなので、黄金町でお勉強。町のことをよく知る方にお願いして、実際に町を歩きながら話を伺いました。その話だけで、いったいいくつ小説や映画の脚本が書けるだろうというくらいドラマチックなエピソードと多様性に満ち溢れたこの町は…

晴れの日のリバーサイド

伊勢佐木町のカーフリーデー、黄金町バザールのパラソルショップという、二つのイベントに同時多発的に出店。カーフリーデーには小林副支配人、自分はバザールのほうを担当し、映画館にあった誰も読まない本とか誰も観ないビデオなどを販売。もちろん誰も興…

ジャック、ラストゼロ

休みの谷間の月曜日ということもあり、全体的に入りが厳しい。ベティは各回ともに10人未満、ラストの回はジャックゼロ、ベティ一人。危うくバイトの松尾君と「映画館でたったふたり」になるところだった。一年前は毎日こんな感じだったなあ。◇明日、「横浜…

三橋松太郎さんのこと

写真家の三橋松太郎さんから新しい写真集を出版するという知らせが届いたので、電話で久々にご挨拶した。三橋さんは、戦後間もない頃の人や町の写真をまとめた写真集をここ数年で立て続けに出版していて、今作は「ハイカラさんがいた街 よこはま」というタイ…

黄金町で卓球したい

聴き舎のマスターとともに、パシフィコ横浜で開催されている「ライフデザインフェア2008」を視察。会社退職後の人生設計を提案するイベントで、行政やNPOなどのさまざまな活動が紹介されている。その中に卓球の体験型ブースがあったので参加。思わず白熱…

近所で台湾少年工に会う

19日から2泊3日、映画館に泊まってます。シャワーはもちろん初音町の人間用セルフコインシャワーです。◇夜、10月25日から1週間開催する「台湾シネマ・ウィーク」の絡みで、近所の台湾料理屋へ。このお店のマスターは、第二次大戦中に台湾から派遣され日本の…

人はどうして映画に熱狂するのか

映画館で働き始めてから、世の中には熱狂的な「映画ファン」がいるのだということに気づきました。単なる「映画好き」ではなく、その好き度は、好きとかいう次元を超えていて、人生のほとんどを映画に捧げることも厭わない、そんなレベルで好きという人たち…

幼稚園児と一緒にバザール視察

16日、近所のミユちゃん(6歳)が遊びに来て、しばらくしたら聴き舎のマスターもやってきたので、なぜか3人で近所の蕎麦屋「すず家」で昼食。食後、散歩をかねてみんなで黄金町バザール視察へ。ミユちゃんに「これからアートを見に行くよ」と言うと、きょ…

連日、学生からアポ無し取材

最近、よく学生さんから取材を受ける。先日来たのはH大学の学生で、ゼミの課題でいまの黄金町をテーマに映像を撮っているんだそう。半月前くらいから町のいろいろな人にインタビューして回っているとのことで、この日は突然やってきて、「黄金町プロジェク…

パラソルショップ、人間用セルフコインシャワー

11月30日までの土日祝に開催される黄金町バザールのパラソルショップに参加。黄金スタジオ前に陣取って、映画のポスター、パンフ、書籍等を販売しています。ロシア映画界の巨匠ソクーロフの定価8,000円の本がなんと3,000円ですよ。でも本はそれしかあり…

黄金町バザールでの出来事

黄金町バザールのオープニング。ビデオカメラ片手にぶらぶら歩いていたら、いまの黄金町を象徴するような二つの出来事に遭遇した。◇アートスペースとして改装された、かつて「コの字」と呼ばれた集合住宅型のちょんの間の前で、県知事と市長が報道陣から取材…

ある事務所の風景

ジャック&ベティは、ぼくを含む社員3人で経営しています。日々、大量の紙類に囲まれながら仕事をしていますが、常日頃から整理整頓を心がけて仕事をしているので、重要な書類がその紙類に埋もれたり、紙類が雪崩上にスライドしてきて机の上に広がってPC…

「映画館のような場所」を作りたい

映画館の運営を始める前、「黄金町プロジェクト」という活動をしていました。この活動がきっかけで映画館運営を引き継ぐことになったのですが、この活動自体は「何を目指しているのかわからない。活動内容が抽象的すぎる」と言われ、ほとんど理解が得られな…

日常とお祭り

一日中、映写など映画館業務をして過ごす。映写は、映画の始まりと終わりには絶対映写室にいなければならないので、時間に拘束される。これが自分の仕事なのでしょうがないんだけど、一日映画館に拘束されているとうんざりして気が滅入ってくる。そんなわけ…

黄金町の二つのお祭り

不覚にも二度寝してしまい、遅刻して出勤すると泉谷しげるさん主催のイベントのオープニングセレモニーが行われていていました。泉谷さんのライブ、主演作の上映など、内容的には「泉谷さんの泉谷さんによるお祭り」なんですが、「黄金町住民の住民の手によ…

黄金劇場にポスター設置

近所の老舗ストリップ小屋、「黄金劇場」の壁面にポスターを貼らせてもらいました。ここが映画館だと思って間違って入っちゃう人が増えるかも、でも万が一間違って入っちゃったら、そのまま黄金劇場を「体験」して欲しいな、なんて思っています。◇考えてみれ…

映写室で何が行われているか

あー今日も映写か、明日も明後日も映写だし、かったるいなー、なんて思いながらも、映写しなければ映画館は始まらないわけで、責任ある副支配人という立場にいる自分としてはそんなネガティブな考えは思っても口に出さないようにしています。◇さて、映画館の…

ドキュメンタリー映画「心の杖として鏡として」、川の筋1周年

最近観た映画のことでも書きます。ドキュメンタリー映画『心の杖として鏡として』はある精神病院内のアトリエで創作活動をする患者さんたちを淡々と撮った作品。「病む」とは何か、「表現」とは何か、そして「生きる」とは何か…(←公式サイトより引用)という…