上映が成立するには

劇場側と配給(あるいは作り手個人)の双方が宣伝を頑張って初めてお客さんは劇場に足を運んでくれる。つまり上映が成立する。その点で、今回の台湾企画の作品で明らかに上映が成立していないものがある。チラシもない、ポスターもないという状態で上映してお客さんが入るほど興行は甘くない。そんなことはちょっと考えればわかるはずなのにやってしまった。◇監督さん個人とやり取りする場合、監督さんがやる気があれば何でもOKではなく、その作品がJ&Bで上映するのにふさわしいかどうかを見極めなければならない。また見極める目を持たなくてはならない。基準に満たないものには、きちんと伝える勇気も必要。今回の企画はあらゆる意味で学ぶことが多かった。