元台湾少年工来場。再び、老人オブ・ザ・リング

高齢者層を中心に盛り上がりを見せた「蟹工船」を中心とした労働映画特集「労働オブ・ザ・リング」が終わって、老人たちが少し鳴りを潜めていると思ったら、ここにきて台湾で爆発。読売新聞で取り上げてもらった影響で、「緑の海平線〜台湾少年工の物語」がラスト2日間連日大入りという幸運に恵まれた。平均年齢は軽く70歳越え。元台湾少年工の方や同時代を生きてきた方々多数来場し、上映後の質疑応答では感極まって涙ぐむ一幕も。「日本政府は戦後、少年工だった方々に対して何も面倒を見ていない。日本人として恥ずかしい」◇日本と台湾とそして神奈川県の知られざる歴史でもあるこの作品は、多くの人に観て欲しいと思っていただけに本当によかった。もっと早く記事にしてくれていれば、、、そんなこと言ってももう終わってしまったが。まだまだ届くべきところに届いていないという不完全燃焼感が残った。若い人がほとんどいなかったのも惜しい。機会があればもう一度リベンジしたい作品。◇松坂屋東映の絵はやはりダメとの連絡。このまま建物と一緒にゴミになってしまう。もったいない。