TKプロデュースについて

ジュリー特集2週目。今日から作品も替わって「魔界転生」など3作品が上映される。そういえば先週、配給から間違って窪塚洋介版「魔界転生」のフィルムが届くというハプニングがあった。そのまま窪塚版流したらジュリーファンの暴動が起きただろうな。◇「魔界転生」はジュリーの映画でも、深作監督の映画でもなく、もちろん窪塚の映画でもなく、なんといっても山田風太郎先生の作品。映画も悪くはないけれど、読み始めたら止まらないあの興奮と濃密な小説体験にはとうていかなわない。風太郎先生の小説を読むと、母国語が日本語でよかったと心から思う。◇TKがプロデュースしている、のではなく、TK「を」プロデュース。支配人の顔が見える映画館というのはそれほど多くないので、J&BのTKを映画館の顔として、全面的に押し出していきたい。

魔界転生(上) 山田風太郎忍法帖(6) (講談社文庫)

魔界転生(上) 山田風太郎忍法帖(6) (講談社文庫)