2008-01-01から1年間の記事一覧

「金枝玉葉」潜入取材

25日から始まる「台湾シネマウィーク」の企画として、ART LAB OVAのヅルさん、クリさんとともに、映画館のすぐ隣にある台湾料理屋「金枝玉葉」を取材。ママに「おまかせ」を頼むと、目玉焼き2つとサイコロステーキに油ぎとぎとの焼きそばを絡めた、見たこ…

試写して爆睡。午後、川の筋で一休み

昨夜は泊まり。深夜、土曜日から上映する台湾映画の傑作「悲情城市」を試写。半分くらいで爆睡。一日働いた後の試写は辛い。◇泊まりのときは、映画館3階の応接間が寝室に変わる。起きるとベッド(というかソファー)のせいか、体中がだるくなる。こんな生活…

松坂屋屋上の横浜日劇の絵

昨日の昼過ぎ、中華街方面から中区役所前を歩いていく李世福さんを見かけた。まるで猛禽類のような精悍な顔つきで、鳥がはばたくような感じで歩いていた。追いかけようと思ったけど、止めた。◇26日で閉館する伊勢佐木町の松坂屋の屋上に飾ってある、「横浜…

一昨日と昨日のことが思い出せない

思い出せないのは、ただ普通に映画館の日常だったから。◇一昨日からインド映画の特集が始まって、予想外にいい感じだったので、今後はボリウッド専門館にしたらどうだろうか。ジャック&ボリウッド。J&B。これは変わらないし。と、冗談半分半ば本気でアルバ…

寝たの5時過ぎ

夜、泉谷さんと地元バンドのライブを抜け出し、聴き舎で一休み。途中、パトカーと消防車が同時にやってきて黄金町界隈が一時騒然となる。消防車のほうはバルサンの煙が原因で、パトカーのほうは、BankART桜荘にいる「のび太」の格好をしてパフォーマンスする…

ボリウッドの本場でボラれたことは一生忘れない

まだ若かった頃、といっても4年前のことだが、インド旅行をした。降り立った空港でタクシーでうさんくさいツアー会社に連れて行かれ、ぼったくりツアーに組み込まれ、タクシーに再度乗せられて、夜通し走ってそれでも目的地に着かず、運ちゃんが疲れたとい…

はじめてCDを手にした日のこと

泉谷しげるライブ2日目。あいにくの雨模様で客入りが心配されたが、まずまずの入り。熱狂的なファンが一人で突っ走ってて、浮きまくっていた。でもいい感じの盛り上がり。◇思えば20数年前、父親が仕事の関係でもらってきたサンプル盤のシングルCDが「春夏…

泉谷しげる&koji&satoshi

泉谷しげるさんのライブが行われた。映画館に着くとすでに機材が運び込まれていて、スクリーン前にはドラムセットが置かれ、客席には宇宙船の操縦席みたいな巨大な機材が占拠していた。フルバンドでのライブはJ&Bの歴史上初めてということで、梶原社長は事前…

夜のコガネムシ

11日の夜から12日の朝にかけて、年1回のオールナイトライブイベント「夜のコガネムシ」。「コガネムシ」は今年で2回目だが、前回より盛り上がりに欠けた。目玉の「スタジアムの演歌のオジサン」が不参加だったのも大きい。相変わらず、koji&satoshiだけは強…

「J&B殺人かもしれない事件」、福寿梅酒

例の映画が完成した。監督からテープをもらったが明日の本番まで見ないことにする。自分の声とか姿とか、大スクリーンで見るのが恐ろしい。◇映画祭実行委員長の渡辺さんと、来年の打ち合わせ。自分たちがお金を集めて開催する祭りなのに、なぜただの「箱貸し…

ヤマさんが出てこない

映写のヤマさんの勤務は夜8時までなのだが、時間になっても呼びに行かないと自分からは映写室から出てこない。今日はうっかりしていて気がついたらすでに8時15分。急いで映写室に行くと、ヤマさんは何事もなかったかのように本を読んでいた(たぶん「BUB…

中華民国九十七年双十節

Windows再インストールしてたりして、ここ数日ブログどころか仕事もままならず。幸いデータは残っていたのでよかったのですが。◇台湾シネマウィークの宣伝として、来る10日の「中華民国九十七年双十節」に先駆けて行われた記念酒宴に、300人以上の人た…

渋谷UPLINKにて

1月公開予定のアレックス・コックス監督の新作「Searchers2.0」(原題)を試写させていただく。試写後、アップリンクの皆さん、吉祥寺バウスシアターの支配人たちと今後の作戦会議。横浜とA・コックスといえば、濱マイクTV版を監督しているということもあり…

日台合作映画「乾杯」

25日から始まる「台湾シネマ・ウィーク」で上映する日本と台湾の合作映画『乾杯』の監督、小出正之さんと打合せ。「乾杯」という台湾に実在する超人気焼肉店を舞台にした映画で、実際にその焼肉屋さんの店員さんたちが演じているのが面白い。初めて店に行…

「闇の子供たち」

梁石日の原作が映画化されると聞いたときからずっと観たかった作品。ふらふらっと訪れた歌舞伎町で上映時間的にタイミングがよかったので突発的に観賞。久々に自分のところ以外の映画館で観るって新鮮。◇タイといえばJ&Bの前の通りは通称「若葉町タイスト…

早朝ロケ、パラソルショップ

事務所で寝ていたところ、澤千尋監督に朝6時にたたき起こされる。梶原支配人、小林副支配人、カメラや音声スタッフなど総勢6人が早朝の映写室に続々集合。「J&B殺人かもしれない事件」の撮影が始まった。「そこんとこもっとホウ・シャオシェン風に!」と…

しでかしちゃってる。

今日は2日分。26日午後、10月25日から1週間開催する「台湾シネマ・ウィーク」の打合せと、来年の黄金町映画祭の打合せで、ほぼ一日終了。映画祭は課題山積み。◇映画館があるのは正確には「若葉町」。でも「黄金町」映画祭というからには、やはり黄金町という…

休みの日も黄金町で

木曜は映画館業務は休みなので、黄金町でお勉強。町のことをよく知る方にお願いして、実際に町を歩きながら話を伺いました。その話だけで、いったいいくつ小説や映画の脚本が書けるだろうというくらいドラマチックなエピソードと多様性に満ち溢れたこの町は…

晴れの日のリバーサイド

伊勢佐木町のカーフリーデー、黄金町バザールのパラソルショップという、二つのイベントに同時多発的に出店。カーフリーデーには小林副支配人、自分はバザールのほうを担当し、映画館にあった誰も読まない本とか誰も観ないビデオなどを販売。もちろん誰も興…

ジャック、ラストゼロ

休みの谷間の月曜日ということもあり、全体的に入りが厳しい。ベティは各回ともに10人未満、ラストの回はジャックゼロ、ベティ一人。危うくバイトの松尾君と「映画館でたったふたり」になるところだった。一年前は毎日こんな感じだったなあ。◇明日、「横浜…

三橋松太郎さんのこと

写真家の三橋松太郎さんから新しい写真集を出版するという知らせが届いたので、電話で久々にご挨拶した。三橋さんは、戦後間もない頃の人や町の写真をまとめた写真集をここ数年で立て続けに出版していて、今作は「ハイカラさんがいた街 よこはま」というタイ…

黄金町で卓球したい

聴き舎のマスターとともに、パシフィコ横浜で開催されている「ライフデザインフェア2008」を視察。会社退職後の人生設計を提案するイベントで、行政やNPOなどのさまざまな活動が紹介されている。その中に卓球の体験型ブースがあったので参加。思わず白熱…

近所で台湾少年工に会う

19日から2泊3日、映画館に泊まってます。シャワーはもちろん初音町の人間用セルフコインシャワーです。◇夜、10月25日から1週間開催する「台湾シネマ・ウィーク」の絡みで、近所の台湾料理屋へ。このお店のマスターは、第二次大戦中に台湾から派遣され日本の…

人はどうして映画に熱狂するのか

映画館で働き始めてから、世の中には熱狂的な「映画ファン」がいるのだということに気づきました。単なる「映画好き」ではなく、その好き度は、好きとかいう次元を超えていて、人生のほとんどを映画に捧げることも厭わない、そんなレベルで好きという人たち…

幼稚園児と一緒にバザール視察

16日、近所のミユちゃん(6歳)が遊びに来て、しばらくしたら聴き舎のマスターもやってきたので、なぜか3人で近所の蕎麦屋「すず家」で昼食。食後、散歩をかねてみんなで黄金町バザール視察へ。ミユちゃんに「これからアートを見に行くよ」と言うと、きょ…

連日、学生からアポ無し取材

最近、よく学生さんから取材を受ける。先日来たのはH大学の学生で、ゼミの課題でいまの黄金町をテーマに映像を撮っているんだそう。半月前くらいから町のいろいろな人にインタビューして回っているとのことで、この日は突然やってきて、「黄金町プロジェク…

パラソルショップ、人間用セルフコインシャワー

11月30日までの土日祝に開催される黄金町バザールのパラソルショップに参加。黄金スタジオ前に陣取って、映画のポスター、パンフ、書籍等を販売しています。ロシア映画界の巨匠ソクーロフの定価8,000円の本がなんと3,000円ですよ。でも本はそれしかあり…

黄金町バザールでの出来事

黄金町バザールのオープニング。ビデオカメラ片手にぶらぶら歩いていたら、いまの黄金町を象徴するような二つの出来事に遭遇した。◇アートスペースとして改装された、かつて「コの字」と呼ばれた集合住宅型のちょんの間の前で、県知事と市長が報道陣から取材…

ある事務所の風景

ジャック&ベティは、ぼくを含む社員3人で経営しています。日々、大量の紙類に囲まれながら仕事をしていますが、常日頃から整理整頓を心がけて仕事をしているので、重要な書類がその紙類に埋もれたり、紙類が雪崩上にスライドしてきて机の上に広がってPC…

「映画館のような場所」を作りたい

映画館の運営を始める前、「黄金町プロジェクト」という活動をしていました。この活動がきっかけで映画館運営を引き継ぐことになったのですが、この活動自体は「何を目指しているのかわからない。活動内容が抽象的すぎる」と言われ、ほとんど理解が得られな…